電気工事のSEO。現場写真が証明できること

電気工事業のSEOとして並べられる助言の大半は、すでに三度は読んだ一般論の箇条書きです。プロフィールを登録する、レビューを集める、掲載情報を増やす。誰も書かないのは、代理店には作れない、あなたの事業だけが生み出す資産のことです。つまり、現場ごとに撮るあの写真です。作業前と作業後に撮った分電盤の写真は、撮影時刻と、あなたが立っていた住所の座標を、すでに画像ファイルの内側に書き込んでいます。
この組み合わせが記録になります。この工事を、この住所で、この日に。以下では、あなたの写真がすでに持っているもの、その確かめ方、欠けているときの直し方、そして順位についての人気の主張がその後どんな対照実験に否定されたのかを扱います。
現場写真がすでに記録しているもの
直近の現場の写真はどれも二つの部分からできています。絵と、カメラがその横に書き込んだ情報の塊です。スマートフォンのカメラは頼まれなくてもその塊を埋めます。日付はそこにあり、位置情報がオンだったなら座標もそこにあります。
その塊の中の四つの項目が、工事業者にとっての仕事をします。それぞれに名前があり、自分のファイルの中で探すことができます。
| 項目名 | 何を保持するか | 現場でなぜ効くのか |
|---|---|---|
DateTimeOriginal |
シャッターが切られた瞬間。端末に設定されていた現地時計による | 「この工事はいつやったか」の「いつ」がこれです。記録されるのは最初の露光であって、誰かが後から複製したり保存し直したりした日ではありません |
OffsetTimeOriginal |
その時計の読みがどのタイムゾーンのものか | これがなければ「14:30」は画面上の数字にすぎません。あれば時刻は一意に定まります。一年後に工事を問われたとき、まさにそれが必要になります |
GPSLatitudeとGPSLongitude |
ボタンを押したとき端末が立っていた場所 | 後から誰かが記憶で打ち込んだ住所ではなく、端末が測った住所です |
GPSHPositioningError |
端末自身が、自分の測位がどれくらい外れている可能性があると考えたか | その座標を信じてよいかがわかります。地下機械室で取った測位は、前面の車寄せで取ったものと同じ品質ではありません |
これらの名前は私たちが決めたものではありません。あらゆるカメラと写真ツールが使う標準の名前で、ExifToolのタグ一覧とそのGPSの節に載っています。自分のものを見るのに何かを入れる必要はありません。写真からGPSの塊を直接読み出して、四つのうちどれを端末が実際に埋めたのかを確かめてください。
すべての現場写真に入っている二つの時計
位置情報の付いた写真は、独立した二つの時刻の記録を持ちます。その二つの関係こそが、証拠としての価値を生みます。
一つ目は端末の現地時計で、DateTimeOriginalに保存されます。二つ目は衛星から来ます。GPSDateStampとGPSTimeStampは世界の基準時であるUTCで書き込まれます。GPSの測位が送ってくるのがUTCだからです。ExifToolのGPSリファレンスは、この刻印をGPS測位のUTC時刻だとそのまま説明しています。
したがって本物のファイルは自分自身と辻褄が合います。現地時刻を取り、OffsetTimeOriginalに記録されたゾーンを適用すれば、GPSが独立に書いたUTC時刻にたどり着きます。UTCより7時間遅れた地域で21:30に撮った写真は翌日の04:30に換算されます。だから夜間の緊急出動でGPS日付が翌日の日付として読めることには正当な理由があり、何も壊れてはいないのです。
工事業者にとって、ここから二つのことが導かれます。二つの時計が食い違うファイルは、編集されたか、保存し直されたか、日付を手で変えられています。顧客や保険会社に送る前に、それに気づいておきたいところです。一方、GPSの塊が単に空のファイルは、まったく疑わしくありません。撮影時に位置情報がオフだったというだけで、金属で囲われた配管シャフトの中の端末としてはごく普通の状態です。
実在する座標を、書き下してみる
地図アプリは位置を二つの小数で渡してきます。写真が保存する形はそれではありません。そして現場の位置が静かに狂うのは、この二つの隔たりのところです。
誰でも確かめられる地点を取りましょう。ロンドンのBattersea Power Stationで、公表値は51.48167, -0.14472です。ファイルはそれぞれの数値を度、分、秒に分けます。
- 51.48167からは51という整数の度が得られます。
- 残りの0.48167に60を掛けると28.9なので、28分です。
- その残りの0.9に60を掛けるとおよそ54秒です。
緯度は51度28分54秒として保存されます。同じ建物の公表された位置は51°28′54″Nと読め、計算が正しく着地したことの確認になります。
人がつまずくのは経度のほうです。マイナス0.14472は0度8分およそ41秒になりますが、ファイルはマイナス記号をまったく保存しません。その数値の「グリニッジより西」という半分は、GPSLongitudeRefという別の項目に入り、そこには一文字だけが入ります。Wです。
この一文字を落とせば、現場は本初子午線の反対側へ移ります。緯度でも同じことが起き、Nが欠ければ住所は南半球へ送られます。
ジオタグはローカル順位を動かすのか
いいえ。そしてこれこそ引退させるべき主張です。この業種向けの古いガイドは、これを土台に組み立てられているからです。
信じられているのは、Google Business Profileにジオタグ付き写真をアップロードすれば、どこで営業しているかがGoogleに伝わってローカル順位が上がる、という話です。それがついに検証されました。Evergrow MarketingのJake Hundley氏が27社を対象とした10週間の対照実験を行い、2025年3月にSearch Engine Landで報じられました。最初の5週間は画像から位置情報を削除し、次の5週間は対象の町の座標を付与しました。
追跡した7つの指標のうち、改善したのはちょうど1つ、タグを付けた地域での「near me」系の検索でした。残る6つのうち4つは悪化しました。彼のまとめは、これは「ジオタグ付き画像を追加していない場所すべてで害になる」というもので、自分の代理店ではクライアントの画像にジオタグを付けないとしています。
Googleが公開しているGoogle Business Profileの写真の要件も同じ方向を指しています。対応形式、10 KBから5 MBまでのファイルサイズ、推奨される720×720ピクセルを定める一方で、位置情報にもメタデータにもまったく触れていません。唯一述べられている要件は「画像は現実を表すものであるべき」ということです。
ですから位置情報の付いた写真は順位のレバーではありません。その価値は記録そのものにあり、それはもっと時間のかかる、そしてはるかに有用な持ち物です。
電気工事業のSEO助言が写真について誤るところ
この業種向けに書かれた各種ガイドには、三つの誤りが繰り返し現れます。2022年から出回り続けているものも複数あります。
- 写真を記録ではなくアップロードとして扱う。どのガイドも施工写真を追加せよと言います。ファイルに何が入っているのか、その後どうなるのかを言うガイドはありません。
- Googleが画像から位置を読むと思い込む。公開されている写真の要件はそれに一度も触れておらず、対照実験も一般的な順位の恩恵を見つけませんでした。
- 一度も検証せずに手法を売る。2022年の日付が付いたページが、画像にタグを付ければ検索の成績が大いに向上すると今も言い切っています。その一文の裏に測定はなく、いま存在する測定はそれと食い違っています。
この三つを乗り越えて残るのは、もっと狭く、もっと頑丈なものです。関係者全員がその工事を忘れたずっと後になっても、求めに応じてどこで、いつを示せる一枚の写真です。
二分でできる現場写真の手順
これは electrician SEO の基本に取って代わるものではないし、そのつもりもない。現場で二分で済み、しかも同じ通りの誰もわざわざやっていない部分だ。
- 作業を始める前にカメラの位置情報をオンにします。以下のすべては、端末が座標を埋めてくれるほうが楽になります。
- 触る前に分電盤を撮ります。その建物だとわかるものが入る程度に広く。
- 仕上がりを同じ立ち位置から撮ります。そうすれば両方のファイルが同じ座標を持ちます。
- 撤収前に、その現場の写真を一枚確認します。位置情報の区画が空なら、半年後ではなく今それに気づけます。
- 位置情報なしで戻ってきた写真には、どの物件だったか覚えているうちに自分で座標をファイルに書き込みます。
- 二枚一組を、日付ではなく住所で整理します。日付はすでにファイルの中にあり、あなたが検索するのは住所だからです。
手順ではなく仕組みについては、写真にジオタグを付ける手順の完全版が最初から最後まで扱っており、業種ごとに用意された位置情報付き写真のページが同じ流れを別の分野に当てはめた例を示しています。
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