歯科医院のSEOキーワードとサイトの写真

歯科医院のSEOキーワードは、振る舞いの異なる5つのグループに分かれます。この5つを混ぜてしまうことが、多くの歯科向けキーワードリストが期待どおりに働かない理由です。すなわち、提供している処置、患者が処置名を知る前に打ち込む症状、緊急、費用の疑問、そして見つけてもらいたい地域です。各グループと、そこに属するクエリの形を以下にまとめます。
どんなキーワードリストも扱わないのが、歯科サイトのもう半分、つまり写真です。ギャラリーも、スタッフ紹介ページも、Business Profileにアップロードした画像も、すべて撮影した機器が記録した情報を抱えています。しかも医院は、毎日使っているツールの中からその情報を見る手立てを持っていません。
患者が何を求めているかで分けた歯科SEOキーワード
検索ボリュームではなく、検索意図から組み立ててください。症状を検索している患者は、インプラントの予約までまだ数か月あります。「今開いている救急歯科」と検索している患者は、どこかに電話するまで数分です。この2人には別々のページが必要で、ひとつに混ぜたリストはその違いを覆い隠してしまいます。
| グループ | 患者がしていること | クエリの形 |
|---|---|---|
| 処置 | すでに治療名を知っている | インプラント、Invisalign、ベニア、根管治療 |
| 症状 | 治療ではなく困りごとを説明している | 前歯が欠けた、歯ぐきから出血、顎が鳴る |
| 緊急 | 今日中に診てほしい | 救急歯科、予約なしの歯医者、歯が抜けた |
| 費用 | 決める前に比べている | インプラント費用、保険は効くか、分割払い |
| 地域 | 近隣の医院から選んでいる | 近くの歯医者、[地区]の歯医者、土曜診療の歯医者 |
このリストを機能させるルールは2つです。すべてを1枚の診療案内ページに積み上げるのではなく、グループごとに独立したページを与えること。症状のページと処置のページは答える質問が違い、ひとつにまとめると互いに食い合うからです。そして地域のグループは、地区名を並べたブロックではなく、通常の本文の中に書き込むこと。Googleのスパムポリシーは、そのページが上位表示を狙っている都市や地域を列挙したテキストの塊をキーワードの詰め込みの例として挙げています。
キーワードリストが効かなくなる地点
キーワード計画が支配するのは文章です。画像には手が届きません。しかも歯科医院は、同規模の事業者の多くより多くの画像を生み出します。口腔内写真、治療経過の記録、レントゲン装置からの書き出し、スタッフのポートレート、そして受付がSNS用にスマートフォンで撮る一切合切です。
そうしたファイルはどれも、作り出した機器が書き込んだ情報の塊を抱えています。それはコンテンツ管理システムには表示されず、Business Profileへのアップロード画面にも出てこず、誰かがダウンロードすればファイルと一緒についていきます。ほとんどの医院は一度も見たことがありません。自院のギャラリー写真を1枚開いて、何が記録されているかを読むのに10秒ほどしかかかりません。これが理屈ではなく現実の話だと確かめる、いちばん速い方法です。
医院の写真が抱えているもの
歯科の現場で問題になるのは4つです。検索できるようにタグ名も添えていますが、大事なのは2列目です。
| ファイルが記録するもの | それがあなたにとって重要な理由 |
|---|---|
どこで撮ったか(GPSLatitude、GPSLongitude) |
位置情報をオンにしたスマートフォンは、すべての写真に座標を刻み込みます。診療室の中ならそれはあなたの住所です。別の場所で撮れば、それは誰か他人の住所になります。 |
いつ撮ったか(DateTimeOriginal) |
院内カメラの時計はずれていき、直されることはめったにありません。最近の症例として示したものが、何年も前の撮影日を抱えていることがあります。 |
どの機器で撮ったか(Make、Model、Software) |
同じ端末から出た写真はすべて同じ指紋を共有し、公開したギャラリーを特定のスタッフの私物のスマートフォンに結びつけます。 |
誰の名前が入っているか(Artist、Copyright、ImageDescription) |
カメラアプリや編集ソフトがここに自動で名前を入れます。多くはスタッフの名前で、それがファイルと一緒に外へ出ていきます。 |
実害につながりやすいのは日付です。ビフォーアフターのギャラリーは結果についての主張であり、その下にあるファイルは、その結果がいつ撮影されたかの記録です。両者が食い違えば、疑い深い読者が確かめられるのはファイルのほうです。
場所がいちばん効いてくるのは、医院の外で撮った写真です。訪問診療、地域のイベント、診療室以外の場所で撮った症例。そうした写真が記録しているのはあなたの医院ではありません。撮影者が立っていた場所です。
写真のジオタグは地域の検索順位を上げるのか
上がると、しかも頻繁に言われます。たいていはそのサービスを売っている側からです。これは検証されました。ある代理店が27社を対象に10週間の対照試験を行い、最初の5週間は決まったスケジュールで各社のGoogle Business Profilesに投稿し、次の5週間は同じスケジュールを、画像に座標を書き込んだ状態で繰り返しました。追跡した7つの指標のうち、改善したのは1つ、悪化したのは4つでした。
その唯一の伸びは、座標が指し示した地域の中での「近くの」検索に現れました。このトレードオフについての記事自身のまとめはこうです。「対象にした地域では『near me』クエリを後押しするが、ジオタグ付き画像を入れていない他のすべての場所では悪影響を及ぼす。」
つまりジオタグは歯科医院にとって順位対策ではなく、そこから話を始める提案は、始める場所を間違えています。位置情報が本当に役立つのは逆方向です。自分のファイルが何を明かしているかを知り、なりゆきではなく意図して決めること。同じ点検は医療全体に当てはまります。医科の写真が抱えているものでは、プライバシーの側面をより詳しく扱っています。
Googleの写真ルールが実際に求めていること
GoogleはBusiness Profileの写真に関する要件を公開しており、その内容は多くの代理店がほのめかすよりずっと短いものです。JPGまたはPNG、10 KB以上5 MB以下、推奨は720×720ピクセル、最小は250×250、ピントが合っていて明るく、大きな加工がないこと。すなわち「画像は現実を表すものであるべき」です。
このリストを、何が書かれていないかという目でもう一度読んでください。位置情報についての要件はなく、そのための項目もなく、メタデータへの言及はどちらの方向にもありません。あなたの写真が何を抱えていようと、この面についてGoogleが公開しているルールは、それを求めても禁じてもいません。
画像が本当に評価を得るのは、カメラが記録する部分ではなく、あなたが書く部分です。Googleの画像向けドキュメントは、代替テキストを画像を説明するうえで最も重要な属性と呼び、同じ場所で、代替テキストにキーワードを詰め込むとサイトがスパムと見なされる恐れがあると警告しています。写真を説明してください。キーワードリストを使い回してはいけません。
歯科医院のための写真の手順
5つのステップです。既存のギャラリーに一度適用し、以後は新しいものすべてに適用します。
- すべてのカメラと口腔内カメラの時計を合わせ、書き出したファイルを1つ確認する。
- 診療や患者向けの撮影に使うすべてのスマートフォンで位置情報サービスを切る。
- 撮影元ごとに写真を1枚開き、その機器が何を記録しているかを見る。
- 公開する前に、日付を直し、公開したくない項目を消去する。
- 写真を説明する代替テキストを書き、対応するキーワードグループに振り分ける。
実際にリスクを減らすのはステップ1と2で、どちらも費用はかかりません。ステップ4は、ビフォーアフターが単に説得力のあるものから、説明のつくものへ変わる場所です。正しい撮影日は、誰かに尋ねられるまでは些細なことにすぎません。場所の情報が本当に役立つ写真もあります。外観、看板、建物そのものです。そこに付けるのは初期設定のままではなく意識的な判断であり、業種別の位置情報タグ付けで、それが役に立つ場面を扱っています。
あわせて読みたい
同じ問題を別の業種から見た記事が2本あります。



