建設会社のSEO。現場写真が証明できること

建設会社のSEOを決めるのは、Googleが名指ししている3つの要素です。プロフィールが検索内容とどれだけ合っているか、検索している人からどれだけ近いか、そしてどれだけ知られているか。現場写真は4つ目の要素ではありませんし、タグを付けたところで4つ目にはなりません。それらの写真の正体はもっと役に立つものです。誰がどこで、何月何日に、名前を挙げられる住所で作業していたかという日々の記録です。その記録は、マーケティングという問いをはるかに超えて残ります。
ほとんどの施工業者はすでに写真を撮っています。しかし、カメラロールをアーカイブに変える2分を使う業者はほとんどいません。
建設会社のSEOで実際に動くもの
Googleのローカル検索結果に関する案内が挙げているのは関連性、距離、知名度です(Google Business Profile ヘルプ)。写真はそこで、提供内容を顧客に見せる手段として説明されており、順位の入力要素としては説明されていません。
あなたが売り込まれたであろう手法、つまり現場写真にジオタグを付ければローカル検索順位が動く、という話は、主張されただけでなく検証されています。ある代理店が27社を対象とした10週間の対照実験を行い、通常どおりの投稿を5週間続けたあと、同じ内容の投稿にジオタグ付きの座標を加えて5週間続け、2025年3月に結果を公開しました。
7つの指標のうち1つが改善し、4つが悪化しました。著者は「ジオタグ付き画像を追加していない場所すべてで逆効果になる」と結論づけ、その代理店はクライアント向けの運用をやめました。
ですから順位の話は脇に置いてください。それは写真の中身を気にかける理由としては最も弱いものであり、たまたま、誰かがあなたに提示した唯一の理由でもあります。
進捗写真は日付と住所についての主張である
現場チームが撮る写真はどれも2つのことを主張しています。この日の作業はこういう状態だった、そしてそれはこの住所でのこの作業だった、という2点です。後になって争いになるのは、まさにこの2つの主張です。出来高請求のとき、変更工事の請求のとき、瑕疵をめぐる争いのとき、引き渡しから5年後の保証対応のときです。
スマートフォンはその両方を自動的に記録します。シャッターが切られた瞬間はファイルの保存時に書き込まれ、フィールド名はDateTimeOriginalです(EXIFフィールド一覧)。この値は、そのファイルがあとでコピーされた時刻や、名前を変えた時刻、フォルダに移した時刻に左右されません。位置情報がオンなら、座標もその隣に書き込まれます。
問題は、ほとんど誰も見にいかないことです。カメラロールはアーカイブではありません。中のどれにも住所がないからです。3月の第2週にDorset Streetの現場で撮られた写真はどれか、と尋ねることができません。それに答えるための情報はすでにファイルの中にあります。ただ一度も読まれていないだけです。稼働中の現場から1枚取り出して、これに新しいソフトウェアが要ると決めつける前に、現場写真を開いて、そこにすでに何が記録されているかを確かめてください。
座標だけでは写真を見つけ直せない理由
建設現場で効いてくる限界がここにあります。施工業者向けの記事でこれに触れているものはありません。
座標は地面については正確で、その上にあるものについては何も語りません。SouthwarkのThe Shardを例にとると、公開されている値は北緯51.5045、西経0.0865です(Wikipedia)。写真はこれを度、分、秒で保存します。地図アプリの小数ではなく、測量機器の単位です。
- 整数部分が度になります。51です。
- 残りの0.5045度に60を掛けると30.27になるので、30分ちょうどです。
- 余った0.27分に60を掛けると、およそ16秒です。
北緯51度30分16秒。これは同じ出典で小数表記の隣に載っている数値と一致しますから、信用するのではなく計算を確かめられます。経度は0度5分11秒となり、子午線より西側にあるため、ファイルは正の数として保存し、Wを収める1文字だけの別フィールドを添えます。その1文字が失われると、写真はロンドンの反対側へ引っ越してしまいます。
ここからが問題です。その座標は、地下で撮った写真でも、40階分上で撮った写真でも同じです。写真は高さも持ちますが、それは海抜より上か下かを示す別の区分と組み合わせた単なる正の数として保存され、屋内では何かを主張する根拠にできるようなものではまずありません。
これを解決するのは座標ではありません。写真ファイルには、都市名より下の階層にあたる、短い自由記述の場所の行があります。Sub-locationという項目で、最大32文字まで入り、IPTCフィールド一覧に記載されています。
「4階、北コア」は収まります。「区画12、背面立面」も収まります。この一行こそが、2029年に問いへ答えられるアーカイブと、灰色のコンクリートの画像4万枚との分かれ目です。
写真が証明できること、できないこと
この節があるのは、そうしないと記事の残りが過大な約束になってしまうからです。そして自分の証拠を言い過ぎる施工業者は、そもそも証拠を集めなかった業者より不利になります。
撮影時刻は端末自身の時計が書き込みます。時計は狂うこともあれば、変更されることもあります。位置情報は撮影の瞬間の端末の測位から得られ、屋外では良好でも、鉄骨の内側では当てになりません。写真ファイルの中に署名されたものは何もなく、どの部分も後から編集できます。それはあなた自身にも当てはまり、だからこそファイルはそれ自体で真正性を証明しません。
一貫して、その場その場で撮り続けた写真の記録が与えてくれるのは、筋の通った説明です。日付と場所が互いに、納品書と、そして工程表と整合する数百のファイル。日々積み上がった大きなまとまりの整合性こそが論拠であり、1枚の画像ではありません。写真を封印された証拠物件ではなく、その場で取った強力なメモとして扱えば、実際に力になってくれます。
稼働中の現場のための記録手順
2月になっても現場チームが続けられる程度に短く。
- 現場用の端末は着工時に一度だけ位置情報をオンにして、そのままにしておく。
- 各エリアを同じ位置から繰り返し撮り、今週の写真を先週の写真と比べられるようにする。
- 各シフトの終わりに、1枚ずつではなく一括で現場の住所と階数をまとめて付与する。
- 階、立面、区画番号を短い場所の行に書く。「現場」ではなく「4階、北コア」と書く。
- 手を加えていない原本を毎週端末から移し、プロジェクト名を付けたフォルダに入れる。
3番目の手順が、その日の写真がカメラロールでなくなる地点です。位置情報をオフにした端末から出てきた一群でも、撮影場所が本当に分かっているなら後から入れて構いません。分からないなら空欄のままにしてください。撮影していない住所を写真に書き込むことは絶対にやめてください。人が客観的だと見なす唯一の部分に虚偽の記載があれば、それは記録ではなく負債になります。すでに座標を持つ写真については、既存の写真から位置情報を取り出す方法が、そこにあるものの読み方を扱っています。
引き渡し後のアーカイブ
写真がいちばん長く効いてくるのは、全員が引き上げたあとです。瑕疵担保の期間や保証請求は何年も続き、そのとき届く問いはいつも具体的です。あの取り合いは塞ぐ前にどうなっていたのか、というものです。
公開用に加工したものではなく、原本を保管してください。ウェブサイトやポータル、SNSにアップロードされたものは、たいてい取り込みの際に縮小されており、埋め込まれた日付や位置情報はその縮小の過程で捨てられます。ギャラリーにある複製は絵であり、原本が記録です。
プロジェクトごとに1フォルダ、原本のみ、日付と場所の行はすでに書き込み済み。仕組みはこれだけで、稼働中の現場なら1日数分で済みます。あわせて営業エリア向けの地域ページも用意しているなら、具体的な場所を軸にしたロケーションページが関連する記事です。
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