写真ファイルから GPS 位置情報を取り出す方法

地図の上に虫眼鏡をかざした手。その下の山岳地帯の一部が拡大されている

写真ファイルから GPS の位置情報を取り出すには、メタデータを読めるツールで画像を開き、GPS グループを見ます。何かを計算しているわけでも、オンラインで調べているわけでもありません。座標はすでにファイルの中にあり、位置情報サービスをオンにしたスマートフォンのシャッターが切られた瞬間に書き込まれたものです。返ってくるのは緯度と経度、そしてその2つの数字があなたの思うとおりの意味を持つかどうかを決める、少数の付随タグです。

この数値の組を読むのは簡単です。正しく読むところで多くの人がつまずきます。以下ではその理由を説明します。

写真ファイルから GPS の位置情報を取り出す手順

  1. 写真をメタデータビューアで開くか、OS のファイルのプロパティ画面で開きます。
  2. カメラや露出のセクションとは別にある、GPS と書かれたセクションを探します。
  3. 緯度と経度を読み、続けてすぐに2つの半球タグも読みます。
  4. 符号付きの組にまとめ、任意の地図に貼り付けてピンの位置を確認します。
  5. 信頼する前に、測位がどのように行われ、どの程度の精度をうたっているかを確認します。

手順1にはプライバシー上の注意点があります。オンラインのメタデータ読み取りツールの多くは、解析のために写真をサーバーへアップロードします。つまり、あなたが確認したかったはずの正確な座標を見知らぬ相手に渡すことになります。当サイトの EXIF ビューアはブラウザ内でファイルを読み取り、どこにも送信しません。この点は、ほかのどんな種類のツールよりもここで重要になります。

EXIF viewer listing a photo's GPS group, showing latitude, longitude and their N/S and E/W reference letters
実際のファイルから読み出した GPS グループ。

ファイル内の数値にマイナス記号がない理由

リオデジャネイロで撮影した写真を開いても、緯度は −22.95 とは表示されません。22、57、6.98 という3つの別々の正の数と、たった1文字 S を保持するタグが並びます。

これは誰もが一度は戸惑う点です。ファイルは負の座標を決して保存しません。度、分、秒を正の値として保存し、半球は付随タグに入れます。GPSLatitudeRefNS を、GPSLongitudeRefEW を保持します。

例としてコルコバードのキリスト像を取り上げます。位置は 22°57′7″S, 43°12′38″W です。地図が期待する十進数の値に戻すには、分を60で、秒を3,600で割り、度に足し、最後に文字に符号を決めさせます。

  • 22 + (57 ÷ 60) + (6.98 ÷ 3600) = 22.95194
  • 付随タグが S なので、答えは −22.95194 になります
  • 43 + (12 ÷ 60) + (38.02 ÷ 3600) = 43.21056、そして W がこれを −43.21056 にします

この2つの半球タグを落とすと、同じ写真がソマリア沖、およそ9,000キロメートル離れた地点を主張しはじめますが、エラーメッセージはどこにも出ません。文字を示さず裸の正の数だけを見せるビューアは、答えの半分しか渡していないということです。

ピンを信用してよいかを教えるタグ

座標は、衛星測位で得られたものでも、誰かが入力欄に打ち込んだものでも、同じくらい自信ありげに見えます。これを決着させるのは GPS グループの2つのタグですが、読む人はほとんどいません。

GPSProcessingMethod は位置をどう取得したかを記録します。EXIF の仕様は4つの値を定義しています。衛星測位、携帯基地局、Wi‑Fi ネットワーク、手入力です。位置を手で打ち込んだ写真は、測定ではなく主張をしていることになります。この違いは、その画像が保険や点検の記録で証拠として使えるかどうかを決めます。

GPSHPositioningError は測位がどれだけずれている可能性があるかをメートル単位で記録します。「この玄関」と「この郵便番号のどこか」の違いです。GPS のずれについて漠然と注意を促すガイドは、まさにこのタグが測っているものを説明しているのです。

この2つを合わせて読むと、ピンは確度が明示された証拠になるか、当て推量であることが露呈します。取引先が現場写真を送ってきて、位置が手入力で精度の数値もない場合、確認すべきだと今のあなたは分かります。

カメラが立っていた場所と、向いていた先

主要な座標の組が答えるのは、撮影者がどこに立っていたかです。何を見ていたかは示さず、不動産、測量、点検の仕事ではこの差が効いてきます。

GPSImgDirection はカメラが向いていた方位を保持し、その方位が真北基準か磁北基準かを付随タグが記録します。両者の差は、別の建物を指してしまうほど大きいことがあります。店舗を外から撮った写真と、中で撮った写真を分けるのがこのタグです。

さらに、カメラではなく被写体のために用意された、ほとんど知られていない2組目の位置タグもあります。おかげで1つのファイルに、撮影者が立っていた場所と撮影対象の場所の両方を記録できます。書き込むカメラはごくわずかですが、測量やドローンのツールは書き込みます。最初の組しか表示しないビューアは、2組目を黙って隠してしまいます。

座標と一緒に時計を読む

GPS グループは独自の日付と時刻を持っており、これらは UTC で記録されます。ファイルの別の場所にある通常の撮影時刻は、カメラのローカル時刻です。

この2つの差が、写真が撮られたタイムゾーンです。これは有用な照合材料になります。ブラジルの位置を主張しているのに2つの時計が9時間ずれている写真は、どこかがおかしいと告げています。ファイルが編集されたり継ぎはぎで作られたりしている場合、この組み合わせはピクセルからは決して分からない形で食い違うことがよくあります。

ファイルに位置情報がまったくない場合

GPS セクションが空であることはよくあり、たいていは問題ありません。位置情報サービスがオフだった、カメラに受信機がない、屋内で測位できないまま撮った、あるいはメタデータを削除するプラットフォームをすでに通過した、といった理由です。2023年に2,475組のアップロード画像を調べた研究では、Facebook が Artist と Copyright を除くすべての EXIF フィールドを削除していたことが分かりました。したがって、フィードから保存し直した写真は、GPS セクションが空のまま手元に届くのが普通です。

そもそも書き込まれなかった座標を取り戻す手段はありません。どんなツールもピクセルから推測はできません。できるのは、意図して設定することです。撮影場所が分かっていて、ファイルにそれを持たせる必要があるなら、ファイルに座標を追加してください。上で説明したのと同じタグが書き込まれます。

これとは切り分けておきたい、隣り合う作業が2つあります。GPS グループだけでなく写真が持つすべてのフィールドの全体像は、編集できるタグのリファレンスにあります。また、位置を読む理由が、写真を外へ出す前にそれを消したいということであれば、ジオタグの削除は落とし穴の異なる別の作業です。読むことと消すことは同じではありません。

写真のジオタグとEXIFメタデータのツール

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写真にGPSの緯度と経度、EXIFタグを埋め込むと、検索結果やGoogleマップのローカル検索での見つけやすさが向上します。

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DEVFINIX
執筆

DEVFINIX

Devfinixはフルサービスのデジタルエージェンシーです。カスタムのWeb開発とモバイル開発、ShopifyとWordPressでのサイト構築、テクニカルSEO、有料ソーシャル広告を手がけています。ここに掲載する記事はそのSEO業務から生まれたもので、監査やメタデータの作業から、実際のクライアントサイトで起きるローカル検索の問題までを扱います。

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